ぐわぐわ団

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玉音放送

相方がカルディでデーツを買ってきました。デーツというのはナツメヤシの実のことで、ソースの材料だったりするのですが、とりあえず中東が産地のようで、今回買ってきたデーツもオマーンで採れたもののようです。ぶっちゃけ、オマーンに行って帰ってくるのは大変で、さっきGoogleで調べてみたら、まず大阪から成田までバス(ここはオリンピック出場のためにわざわざ日本に来てくれたウガンダの選手に敬意を表してのバス)、そして22時30分発のカタール航空でドーハへ、ドーハでほぼ丸一日時間をつぶしてからまたもやカタール空港でマスカット国際空港へ。しかも到着は深夜3時。こんだけ苦労して往復料金が15万円もかかります。

しかも、今は例のウイルスのこともあってなかなかオマーンに行くのもままならないというのに、カルディではオマーンのデーツが200円そこそこで買えるのです。すごいことです。昭和天皇の玉音放送を聞いてからうん十年、ようやく日本も裕福になってきたのです。
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しかしながら、東京でオリンピックが開かれるということで、世の人たちは「インパール作戦の再来だ」とか何とかむちゃくちゃなことを言っています。無能と言われた牟田口中将のせいで日本軍はしっちゃかめっちゃかな損害を出し、もはや立ち直れずにずるずると負けいくさとなり、しかも誰も決断しないという状況の中、気がついたらどうにもならない状況、結局は天皇陛下の玉音放送でようやく戦争が終わったのです。

せっかくデーツを200円で買えるようになったのです。この幸せも例のウイルスがわーっと広まって、檀れい以外は血を吐いて死にまくる、檀れいだけはなぜかきれいにお亡くなりになるというへんてこ映画『感染列島』みたいになってしまっては元も子もありません。

オリンピックをすることは大変結構なことです。しかし、感染がわーっと広まって、こりゃあかんとなったときにはぜひ、政治家がきちんと決断をしていただきたい。間違っても、天皇陛下に再び玉音放送を収録してもらって「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、オリンピックを中止とする」みたいなことにならないようにしてもらいたいと思いました。合掌。