ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

和歌の世界はわかんないとか言うなかれ

和歌というのはとても難しいものです。フランス人の私にはわさびがわからない。七五三七七という音の数で縛りがあるのも難しい。フランス語でどうにかしようと頑張って捻り出したのが「ボンジュール マドモアゼルと シルブプレ」でした。母語がフランス語なのでこれは上手だと褒めて頂けましたら光栄です。ただ、残念ながら季語がない。

和歌の対義語が洋モノということになろうかと思います。ただ、洋モノと言ってしまうと、どうしても外国のポルノビデオっぽく聞こえてしまうかもしれません。私は怖くて見たことがないのですが、マッチョな外人のおっさんとごっつい外人のおばちゃんが雄叫びをあげながら組んず解れつの大乱闘スマッシュブラザーズみたいな感じで、エロさなど1ミリどころか1ミクロンもなく、ただただ「野獣の王国」の人間バージョンを見せられているようだと聞いたことがあるだけです。宇宙人に見せたら「人間の生態とはかくも恐ろしいのか」と脱兎の如く逃げ出すことでしょう。ですから、洋モノという言い回しは良くないかもしれません。

となると、和歌の逆は洋歌になるのでしょうか。大泉洋の歌ではありません。武道館のライブのディレイビューイングを見に行ったことがありまして、ピアノの演奏を7回間違う様子なんかを楽しく拝見させて頂きました。十八番の自動車ショー歌を歌ったりされていました。実に素晴らしかったです。

そんな小林旭ですが、私の母親はどうにも好きではないらしく「なんであんなちんちくりんが」と私の幼少期の頃にヴェルサイユ宮殿のキッチンでじゃがいもを切りながら言っていたのを思い出します。いや、勝手に思い出を作りました。「なんであんなちんちくりんが」は私の記憶違いでなければ確かに言っていたような気がするのですが、ヴェルサイユ宮殿のくだりは嘘っ子です。

とにかく、和歌がダメなら洋モノでもいいですし、中国の歌、中歌……ではなく、漢詩でもよいのです。エロ詩吟も昔流行りました。今となってはよい思い出です。合掌。