しかし私にとっては何も変わらないのであった。
それより、米国の関税問題ですが、何がなにやらワケがわからないことになっています。日本から輸出されるモノに対して全部に15%追加されとるやんけと局所的に大騒ぎになっています。
「米国と文書を交わしていないからだ!」「交渉がなっていない!」と好き勝手なことが言われていますが、そもそもアメリカが安全保障を盾にして関税をかけているわけですから、日本と文章を交わしたりするわけがありません。日本において、小村寿太郎が頑張って獲得した関税自主権をアメリカが行使しているだけですので、言えばアメリカの勝手なのです。
とはいえ、実際のところは全部に15%追加されるわけでもありません。大統領令で関税率を決めたりしているので現場が追いついていないのでしょう。うっかり税関のアメリカ人が「関税は全部に15%追加したらええんや」と勘違いしてしまったのかもしれません。そんなうっかりの揚げ足を取ってぎゃーすか騒ぐのもどうかと思うのです。
私の輸出先はフランスなのでアメリカの関税が15%追加されようが、150%追加されようがあんまり生活に影響はありません。スルメを買ってきて、ヒモでくくりつけて、川にたらしてザリガニを釣って、釣れたらフランスに輸出するという副業で大儲けさせてもらっております。たとえ、フランスのザリガニに対する関税がめちょんこあがっても、ぐわぐわ団のザリガニはフランス人は喉から手が出るほど欲しいので、どれだけ関税が上がっても欲しがりません、勝つまでは。ではなく、めちょんこ欲しがりますのです。
アメリカに対してもこういう商売をすればよろしい。日本でしか作れないモノや日本でしか獲れないモノをヤンキーたちに売りつけたらよいのです。日本のお好み焼きソースがアメリカで売れに売れているそうです。こういう商売をすればよろしい。アメリカとは仲良くしつつ、お互いに利用すればよいのです。
ちょっと前までは「TPPで関税をなくそう!」とか言っていたというのに、時代はあっという間に動くものです。気をつけて頑張りましょう。合掌。