アメリカ大統領選の投票日がもうすぐです。
ドナルド・トランプがガンガン支持率上げてきているので、どっちが大統領になるのかわからない!なんて話になっています。そりゃまあ、みんなが一斉にトランプかヒラリーかで選挙をするというのであれば、どっちに転ぶかわかりませんが、アメリカ大統領選挙というのは、めっちょこ仕組みがややこしいのです。その仕組みを知っていると、おのずと結果はわかるというもの。なんで日本でこんなにトランプか?それともヒラリーか?でわいわい騒いでいるのかわかりません。というわけで、このややこしいアメリカ大統領選挙の仕組みを学んでいきましょう。アメリカには50の州があるのはご存知かと思います。その州ごとに、アメリカ大統領を選ぶことができる選挙人という人の人数が決まっています。さあ、ここからしてさっぱりわかりませんね。
例えばアラスカ州。アラスカ州は選挙人が3人います。アラスカ州に住んでいる人は、トランプに投票すると宣言している共和党側の選挙人グループか、ヒラリーに投票すると宣言している民主党側の選挙人グループか、どちらかに投票をします。アラスカ州の人口が1,999人だとして、1,000人が共和党側、999人が民主党側に投票したとすると、アラスカ州は1票差しかないものの、トランプが3人の選挙人を得ることになります。なんのこっちゃかやっぱりわかりませんね。
選挙人というのは全員で538人います。ということは、270人の選挙人を集めたほうの勝ちになるのです。
さて、カリフォルニア州には55人の選挙人が、コネチカット州には7人の選挙人が、というふうに州ごとに選挙人の数というのは違っています。そして、カリフォルニア州やコネチカット州というのは思いっきり民主党の地盤というか、伝統的に民主党を支持する地域で、トランプなんか絶対イヤ!という人がたくさんいます。そんなガチガチの民主党の地域の選挙人が188人、ほぼ民主党の地域の選挙人が25人、まあ民主党の地域の選挙人が65人、これで合計278人。過半数いっちゃってるんですね。
このサイトを参考にしているのですが、いわゆるどっちに転ぶかわからない州の選挙人を全てトランプ側が持っていったとしても、260人しか集まらない。そんでもって、コロラド州やミシガン州がトランプ側に持っていかれる可能性というのも、ほとんどない。というのも、今やトランプに投票するなんてアホだ!ぐらいの流れですから。少なくとも、女性蔑視の発言がポンポン飛び出している状況で、2分の1の女性票はヒラリーに流れますから、中立的な地域であればあるほど、トランプに勝ち目はないのです。
というわけで、今回のアメリカ大統領選挙なんですが、ごみちゃんがアメリカ大統領になることがほぼ確定致しました。
おめでとうございます。合掌。